美しい構造やストーリーとは

ガーデニング 目標

自宅にほど近い場所に、渋谷MODI(旧マルイ)からNHKの入り口まで伸びる、「渋谷公園通り」という緩やかな坂道があります。

歩道には、狭いながらもガーデニングスペースがあり、渋谷の通りとは思えないほど素晴らしいスポットですが、よく見ると、制作者の方のお名前や一言メッセージが書かれたプラカードが立てられています。

場所柄、外国人観光客の方も多いのですが、よくご覧になっていますし、ご年配の方も足を止めて、ほっとされているようです。以前は、他でも見かける街路樹だったせいか、よくゴミが投棄されていました。

後から知ったのですが、今年のゴールデンウィーク前後に、「渋谷公園通り国際ガーデニングコンテスト」が開催された後、その作品がそのまま展示されているようで、独自の創造力と技で、渋谷公園通りを彩っています。
http://www.koen-dori.com/2018flowerfestival/

取り組み自体が美しいストーリー

制作者にとっては、コンテストが発表の場であり、非常に多くの方の目に止まるので、自ずとモチベーションも上がります。人によっては仕事に繋がる機会となったかもしれません。

また、通行客にとっても、歩いているだけで目に入る素晴らしい光景は、渋谷の喧騒の中で気持ちを癒してくれます。

さらに、この通りを管轄している渋谷区にとっても、余剰スペースを変身させ、街の魅力を向上させる取り組みとなり、コンテストが終わった後も作品を展示して、有効に活用し続けています。

園芸自体も美しいのですが、制作者、通行客、スペース保有者の三者にメリットがあり、取り組み自体が美しいストーリーとなっており、1つの活動が無限の広がりを持つことで、渋谷公園通り自体の資産となっています。

私達の「時間」、「行動」、「興味関心」

さて、我々の最も希少な資源は「時間」です。

設定した目標を意識し続けると、時間の使い方は目標が中心となり、それ以外は制約条件として捉えることになるでしょう。

すなわち、この制約を工夫して圧縮することで、重要な活動に充てる時間を捻出しようとします。

また、「行動」についても同様です。

捻出した貴重な時間に対して、誰も、無駄な行動を充てようとは考えません。

効率的な移動ルートを検討したり、愚痴を発散するだけの飲み会を避けたり、ダラダラとテレビやYouTubeを見ないようにするなど、非生産的で、浪費的な行動を避けようとするものです。

逆に、目標や計画を作成したり、生産的な人脈を作るための会合に出席するなど、重要だが緊急でない第二領域の行動を増やせれば増やせるほど、継続的に増幅する生き方に近づくものです。

さらに、目標がフックとなって「興味関心」の感度が高まります。

目標や目指す方向の対象が、自分の周りだけでなく、業界全体、地域全体、社会全体などのように、目線が上がれば上がるほど、森羅万象を意識せざるを得ません。

それは例えば、全く違う業界で起こっている変化、明治時代に活躍した偉人、カフェで聞こえてくる女子学生の会話など、一見全く関係ないと思われる対象の構造や遍歴から、類似性や輪郭を発見することで、独自の知恵が創出されます。

美しいかどうかを基準とする

このように、目標を強く意識することは、「時間」、「行動」、「興味関心」という、その人の生活や人生の大部分を構成する要素に、大きな影響を与えるのではないかと思うのです。

  1. 一つの活動が、別の複数の対象にも好影響を与え、相乗効果を発揮する(と思われる)。
  2. 一時的ではなく、仕組みとして中長期に渡り効果を発揮する(と思われる)。
  3. 昨日より今日、今日より明日というように、時間とともに効果が増幅する(と思われる)。

こういった対象を目標として持っていれば、活動に意味を見い出せないということは少ないのではないでしょうか。

すなわち、成果が出ることはもちろんのこと、後悔、無駄、疑念という感情を持つことはないので、自尊心も高止まりをするのではないでしょうか。

ですから、自らの目標と活動を省みるとき、その構造自体が美しいかどうかを目安にしたいと思う訳です。