意思決定の約束ごとを持つ

ドア マネジメント

創業から28年を迎えられた経営の大先輩から、社長の意思決定基準をお聞きし、とても共感したため、共有させていただきたいと思います。

色々な選択肢の中で、2つまで絞り込んだものの、どちらかに決められないという経験は、何かしらお持ちかと思います。

経営者であれば、事業の大きな事から、小さな事まで、個人ではキャリアのことから、日常品の購入まで、様々な場面で遭遇するかと思います。

漠然とイメージで捉えている段階での、AかBは、どちらとも決め難く、五分五分の状態となってしまい、迷ってしまいます。

しかし、ある程度の情報が集まり検討していれば、迷っているとはいえ、6対4、あるいは7対3かそれ以上となるケースがほとんどであるにも関わらず、その4割を無視できないため決定できない、というのが正直なところだと思うのです

すなわち、「どちらかと言えばこっちかな」と、心の中では呟いているにも関わらず、4割の存在を過大評価している状態です。

もちろん、慎重さが必要な場面もあるでしょうし、情報をもっと集めた方がいいのでは、という誘惑に駆られることもあるでしょう。

前出の社長は、この場面では「4割を埋めに掛かる」という覚悟を持ち、圧倒的な行動量で、疑念や不安を潰そうと決められるかどうかの勇気の問題なんだ、と何度も強調されていました。

すなわち、膠着状態の5対5から6対4へは、わずか「1」しか移動していないですが、自らの移動した「1」に気づき、あとは勇気の問題だと宣言した瞬間、「動けない状態」が「迷わず動き出す状態」に変容するため、行動ベクトルが全くの別物になります。

もっと言えば、別人に生まれ変わることができるのです。

5対5では拮抗していて身動きが取れませんが、5対5から6対4に変わったと自覚した瞬間、どう行動を決定するかが肝要ですね。 自戒を込めて。